Tako Workschlop

5月27日

今日の睡眠スコアは87だった。

スマートウォッチの画面に表示されたその数字は、客観的に見れば「完璧に自己管理された、質の高い深い眠り」を証明している。 実際、今の自分にとって最大のミッションは「万全の状態で仕事場に到着すること」であり、そのためには睡眠を最優先に確保する生活は、ロジカルに考えても、戦略的にも正しいはずだ。

だけど、その裏側にある現実があまりにも歪(いびつ)だ。

睡眠と仕事、そして移動。 それだけで1日のうち22時間が綺麗に埋め尽くされる。 手元に残された自由な時間は、食事を含めて、たったの2時間。

もやし、納豆、オートミール。 調理や片付けに時間をかけないミニマルな食事を急いで胃に流し込み、息をつく間もなく1日が終わっていく。

生きるための最低限のメンテナンスをこなすだけで、2時間はあっけなく消える。 ゲームの開発コードに触れる時間も、Blenderを動かす時間も、何かを深く思考する余白も、そこには一切残されていない。

「今は新しい環境に慣れるための過渡期だから」 「最優先事項のためにリソースを全振りしているだけだから」

頭ではそう納得させようとしている。 システムを安定させるための防衛モードなのだと。

だけど、心の奥底から湧き上がる違和感を無視することができない。

「自分の人生の、こんなに多くの時間を奪われたままで、本当にいいのだろうか」

このシステムに牙を抜かれ、ただ往復するだけのマシーンになってしまってはいないか。

今のこのカツカツの生活は、あくまで一時的なサバイブのための手段であって、目的じゃない。 この生活を「当たり前」として受け入れてしまったら、自分の本質的なクリエイティビティや自由は死んでしまう。

だから、この息苦しさ、時間を奪われているという強い危機感と悔しさは、忘れずに爪の間に挟んでおく。 今はただ、日々のタスクを淡々と、安全にクリアしていくしかないけれど。

ずっとこれでいいわけがない。 その違和感だけは、絶対に消さない。